マサールのショコラづくりで、特にやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
友人や家族が購入してくれた時に、「美味しかった、また買いに行くね」といった言葉が返ってきたとき特にやりがいを感じます。また、自分の開発した商品が店頭に並ぶ際、少し緊張していたのですが、お客様からのメッセージでお褒めの言葉をいただけた時に、自分の知識や技術をもっともっと高めてお客様 へと届けたいという気持ちが湧き上がってきました。そういった一瞬一瞬にとてもやりがいを感じます。
入社前のイメージと、実際に働いてみた印象の違いを教えてください。
入社前は少し手狭な厨房で、人でぎゅうぎゅうになって作業するものという印象が強かったのですが、チョコ菓子、焼菓子、生菓子のセクションにそれぞれ分かれて作業するので窮屈さなく作業ができることが入社前と働いてみてからの印象の違いでした。
また、人が多い分想像しているよりも周りを見ながら作業することの大切さを痛感いたしました。自分の作業だけに集中するのではなく、物を取りに行く際に、他の人が必要としているものも一緒に持ってくるだけでも効率のいい仕事につながり、ひいては全体の作業もスムーズに終わるような動き方が大事だと気づけました。
先輩から教わって印象に残っている言葉やエピソードはありますか?
「ケーキの仕上がりが良いか悪いか、私たちが迷うなら出さない方がいい。」という先輩からの言葉が印象に残っています。私たちにとってはたくさん仕上げた中の一つの商品ですが、お客様にとっては特別な日の、自分へのご褒美の、誰かに贈るための大事な物だから迷っているものはお客様に大変失礼。日々自分の納得のできるものを仕上げられるようになりなさい、とその先輩の仕事ぶりから学びました。
ショコラづくりの中で特に大切にしていることは何ですか?
私たち製造部はお客様の顔が直接見えにくいので、お菓子を作るにあたって常にお客様目線になって作業をしています。飾りのパーツの位置がバラバラであったり、チョコプレートの文字のバランスが少し悪かったり、お客様が何回買っていただいてもいつも変わらないクオリティーで仕上げることを特に大切にしております。
今後、挑戦してみたいことや目指している職人像を教えてください。
最近では、「さっぽろスイーツコンペティション」など外部のコンテスト等に参加させていただける機会が増えております。ショコラティエ マサールの看板を背負いながら挑むのは緊張しますが、自分の知識や技術がより確かになっていると感じられ、より一層力がついてきていると感じます。パティシエとしてもっと活躍できるよう、日々の仕事に取り組んでいきたいと思っております。